重要なインフォームドアセント

小児科の看護師の仕事内容は、医療行為だけではありません。
小児科では、子供と保護者との関係作りが必要となってきます。
これが他の診療科と一番異なる点で、小児科の特徴でもあります。

子供の治療を行う際、求められるのは正確な医療行為だけではありません。
医療行為と同じレベルで必要となるのが、インフォームドアセントというものです。
これは、これから行う医療行為について、子供でも理解できるように分かりやすく噛み砕いて説明し、その内容について納得してもらうことです。

子供に対して理解を求めるのは難しいことです。
しかし、医療従事者と保護者との間だけで話し合いを進めると、当の本人である子供が置いてきぼりになってしまいます。
保護者に理解を求めるのも重要ですが、治療を受けるのは保護者ではなく子供です。
治療に関して一番不安に感じている子供に対し、説明が不十分で納得してもらえない、というケースは避けなければなりません。

インフォームドアセントは、医療行為と同じくらい重要なものです。
子供の理解度に合わせ、柔軟な対応と適切な言葉選びが必要になります。
これを怠ってしまうと子供からの信頼関係を失ってしまい、場合によっては治療に支障をきたす恐れがあります。
また、子供自身も治療に関する記憶が悪いものになってしまい、後の成長に悪影響となるケースも起こりえます。

小児科の看護師に求められる仕事は医療行為だけでなく、このような信頼関係作りも重要な要素になります。

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